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福岡西鉄タクシーの二日市地区での事業を強化  西鉄タクシーHD    はかたタクシーから車両61台譲受


 西鉄タクシーホールディングス株式会社(福岡市南区大楠1丁目、冨永彰彦社長)は12月1日、福岡、春日、大野城、筑紫野、太宰府市でタクシー事業を展開するはかたタクシー株式会社(福岡市東区松田1丁目、吉嗣裕毅社長)から二日市地区(筑紫野市など)の車両61台を譲り受け、二日市地区での事業を強化する。
 今回、西鉄タクシーHDは車輌を取得したほか、はかたタクシーの二日市支店(筑紫野市二日市南3丁目)の土地・物件などの賃貸借契約を締結。これにより、従来から同地区で車両10台を運行していた子会社の福岡西鉄タクシー株式会社(福岡市南区大楠1丁目、冨永彰彦社長)は、二日市営業所やJR二日市駅前、西鉄二日市駅前、二日市温泉街にタクシー待機場所を新設するとともに、西鉄タクシーHDから車両61台を借用することで運行車両数は71台となり、同地区での車両数シェアは5%から40%へと向上し、同地区トップとなる。はかたタクシーから譲り受ける車両は、順次西鉄タクシーへと車体の変更していき、ICカード(ニモカ含む)やクレジットカードが利用できるようにする。
 西鉄グループでは、昨年7月にタクシー事業を中間持株会社、西鉄タクシーHDの傘下に福岡西鉄タクシー、久留米西鉄タクシー株式会社、柳川西鉄タクシー株式会社、北九西鉄タクシー株式会社の4社が連なる体制に移行。HDを核として立案する経営戦略に基づき、4社が各地域の特性を生かした事業運営を展開するとともに、新たなサービスの提供や各社で行っているサービスの統一的な展開、導入車両の質の向上などを図っている。
 西鉄タクシーHDは(旧福岡西鉄タクシー株式会社)は1957(昭和32)年8月設立。資本金5000万円で、西日本鉄道株式会社の100%出資。福岡西鉄タクシーは昨年7月設立。資本金500万円で、西鉄タクシーHDの100%出資。はかたタクシーは1927(昭和2)年1月に福岡市内初のタクシー会社として設立。資本金300万円。2007年6月に有限会社から株式会社に改組。