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福岡空港増設滑走路、今年度内に本体工事に着手 九州地方整備局


週刊経済2022年7月5日発行

深夜早朝時間帯に地盤改良工事

九州地方整備局が工事を進める福岡空港・滑走路増設事業は、今年度内にも本体工事に着手することが同局博多港湾・空港整備事務所福岡空港整備推進室への取材で分かった。
増設滑走路は国際線ターミナル側に近い現・滑走路の西側に整備されるもので全長は2500メートル。2016年度から着手した工事は現在、昼夜を問わず進んでいる。空港施設が運用されている昼間の時間帯では、航空機がターミナルから滑走路に向かうために必要な平行誘導路をはじめ、航空機の離発着を支援するGSE(地上支援)車両の専用道路、空港運営会社・福岡国際空港㈱(=FIAC=永竿哲哉社長)が運行する国内線と国際線との連絡バスの専用道路などが整備されている一方、運用が終了した深夜から早朝にかけては、既設滑走路と増設滑走路の液状化対策として地盤改良工事などが進んでおり、同工事が完了次第、本体工事に着手する。
滑走路の増設事業は、1本の滑走路による発着回数が日本一とされてきた同空港の混雑解消などを目的に実施される福岡都市圏では大型プロジェクトの一つ。工事は24年前半に完成、フライトチェックなどを経て、年度末の25年3月末の運用開始を目指す。16年度から着手した工事では、すでに旧航空貨物ターミナルがあった北側エリアは航空機が駐機するエプロンとして整備されているほか、増設滑走路の整備に合わせた整備中の平行誘導路の一部は完成、航空自衛隊や米軍などが使用している。