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福岡空港国際線南口そばに機内食工場  大阪のエイエイエスケータリング    5月1日付、支店機能も


 大手飲食チェーン株式会社グルメ杵屋(大阪市、椋本充士社長)の子会社で、機内食の調製・搭載を手掛ける株式会社エイエイエスケータリング(AASC、大阪府泉南市、東上床幸治社長)は5月1日、福岡市博多区東那珂2丁目に福岡支店(住谷誠支店長)、機内食工場を開設した。事業費は非公開。
 場所は「福岡空港国際線南口」交差点そばの国道3号線沿い。敷地面積は2827平方m、福岡支店兼工場の建物は2階建て延べ床面積1585平方m。AASCは関西国際空港を拠点に航空機内食の調製・販売、搭載を手掛けており、本社・工場以外では福岡支店・工場が初の拠点。福岡では1日当たり3000食分を生産し、現在の設備では1日10便ほどに対応できるという。従業員は20人。5月8日に福岡-ヘルシンキ線を就航したフィンランド・フィンエアー社の航空機内への供給から業務をスタートした。
 同社では「福岡空港は今後第2滑走路の増設計画もあり、需要が伸びると見込んで拠点を開設した。将来的には工場の増設も視野に入れていきたい」と話している。同社は1986年12月設立。資本金は8億1300万円。従業員は約300人。