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福岡空港国内線ターミナルに3階に新ラウンジ  日本航空    最上級のダイヤモンド・プレミアムラウンジ新設


 日本航空(東京都品川区、植木義晴社長)は3月30日、福岡空港国内線ターミナルに新ラウンジをオープンした。
 国内線ターミナル再整備事業に伴うターミナル改修工事に合わせ、2階から3階に移転、拡張オープンした。フロア面積は公表していないが、従来比2倍の広さ。2階に入口を設け、専用の保安検査場、エスカレーターを使って3階まで誘導するレイアウトとなっている。従来の「サクララウンジ」(約120席)に加え、ファーストクラス利用者やマイルの最上級会員を対象にした「ダイヤモンド・プレミアムラウンジ」(約90席)を新設した。いずれも滑走路が一望できる窓側にあり、室内インテリアには独自の「日本のたたずまい」をコンセプトにしたデザインに、久留米絣や八女提灯、八女の竹細工のほか、上野(あがの)焼、小石原焼など県の伝統工芸品などを取り入れている。また、「ダイヤモンド・プレミアムラウンジ」ではビュッフェ形式で軽食を提供するコーナーを設け、定番メニューの特製カレーパンに加え、ロイヤルの高菜パン、あまおうジャムを使ったデニッシュ、博多いもっ子屋の明太子、かしわおにぎり、熊本県天草産の万次郎かぼちゃを使った福岡限定のスープを提供するなど独自メニューを充実させている。そのほか、ラウンジ内にマッサージチェア2台、女性用トイレには洗面台脇にパウダーコーナーを設けたほか、電話ブース、喫煙室なども新たに設けている。運用時間は午前6時から最終便出発まで。
 前九州地区支配人で、旅客販売統括本部副本部長の柏頼之執行役員は「従来のサクララウンジに加え、ダイヤモンド・プレミアムラウンジを設けたことで、従来比2倍の広さに拡大した。滑走路に面しており、眺めも抜群。また上野焼など地元の伝統工芸品をふんだんに導入することで、JALのコンセプトである“日本のたたずまい”に加え、福岡らしさを感じていただけるラウンジ」と話している。
 同社は昨年6月から国内主要空港にあるラウンジのリニューアルを進めており、最上級クラス向け「ダイヤモンド・プレミアムラウンジ」は、羽田、新千歳、伊丹に続き、4番目の導入となった。ターミナル改修工事のため、一部で工事が続いており、全体の完成は今年9月ごろを予定している。