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福岡空港の新複合施設にソラリア西鉄ホテル 西鉄ホテルズ
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週刊経済2025年3月26日発行号
2027年開業予定、総客室数165室
㈱西鉄ホテルズ(福岡市中央区天神1丁目、豊福辰也社長)は、2027年夏ごろ開業予定の福岡空港新複合施設に「ソラリア西鉄ホテル福岡エアポート(仮称)」をオープンする。
この4月、航空旅客のさらなる利便性の高まりなどを目的に福岡国際空港㈱(同市博多区大字下臼井、田川真司社長)が着手する、国内線ターミナルビルと一体になった11階建ての複合施設の5~11階に入り、「ソラリア(SOLARIA)」ブランドのさらなる認知と価値向上を目指すもの。賃借面積は約6300㎡で総客室数165室を予定しており、滑走路や航空機が見える部屋も設ける。同社が運営する4つのホテルブランドの中で「ソラリア」は「街で寛ぎ、街を楽しむための拠点となる都市型ホテル」として観光やビジネスなどでの利用を見込んだ広めの客室が特徴。今回も、家族で宿泊することなどを想定し全客室をダブル以上7タイプで計画。20㎡が主流で1番小さな客室でも16㎡となる。同社が海外展開する5つのホテルのうち4つが「ソラリア」ブランドで、日本の主要都市にも展開していることから海外の人の認知度の高さもブランド選定の決め手だった。また、ホテル内にレストランは設けず空港や複合施設内の飲食店利用を促すとともに、食料品などを豊富にそろえたベンダーコーナーを充実させる。その他、大浴場やフィットネス、ミーティングスペースを設ける。
豊福社長は「福岡空港は博多駅まで地下鉄で十数分と中心部へのアクセスが良いため、ホテルに荷物を置いてすぐ観光ができる。早朝に飛行機を利用する人はもちろん、旅中のステイ先として選んでもらえれば」とした。