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福岡空港で大型自動運転バスの共同実証実験 いすゞ自動車など3社


週刊経済2022年3月22日発行

国内・国際線連絡バス通路約1・4キロで

いすゞ自動車㈱(東京都品川区、片山正則社長)、西日本鉄道㈱(福岡市博多区、林田浩一社長)、三菱商事㈱(東京都千代田区、垣内威彦社長)は3月8日から、福岡空港で大型自動運転バスの共同実証実験をスタートした。実証期間は4月8日までの1カ月間。
公共交通におけるドライバー不足の解決策の一つとして期待される自動運転の実験を目指し、3社共同で実証実験を行うもの。国内線と国際線の旅客ターミナル間の円滑な移動に向け、自動運転技術の導入を目指す福岡空国際空港㈱(同市博多区、永竿哲哉社長)の協力で実施された。実証区間は両ターミナル間で運行している連絡バスの走行経路内約1・4キロ。いすゞ自動車の大型自動運転バス1台(定員79人)を使用し、運行本数は1日8往復。福岡空港では限定された走行区域を走行するレベル2(部分自動運転化)からスタートし、大型自動運転バスの技術評価・改善、安全性・利便性に関する知見の獲得、利用における運用・サービス両面での課題点などを検証する。
3月10日にはメディアを対象にした試乗会が実施され、国際線ターミナルから国内線ターミナル間での実証が公開された。