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福岡市博多区に新会社設立  東京のgumi    海外にも人材供給


 スマートフォン向けゲーム制作会社の株式会社gumi(東京都、國光寛尚社長)は12月27日、福岡市博多区上呉服町に新会社株式会社gumi Westを設立した。
 インターネットの会員制交流サイト上の「ソーシャルゲーム」を制作する同社では、2011年9月に開設した福岡オフィスを本社と並ぶ開発の拠点と位置づけ、昨年4月に現住所に拡張移転。昨年中にオリジナルタイトルを開発するなど拠点としての独り立ちを果たしたほか、今後の海外展開も見据えて、新会社を設立した。新社長には今泉潤執行役員企画制作部長が就任。資本金は2500万円で、従業員は約70人。今後は韓国、シンガポールの現地法人への人材派遣や人材育成、アジア戦略の拠点の役割を担う。同社では「福岡で開発したオリジナルタイトル『幻獣姫』がヒットしたことで、スタッフも自信がついた。今後も福岡から世界に通用する強力なコンテンツを送り出していきたいと話している。 
 同社は2007年6月設立。資本金は13億6880万円。従業員は183人。大手SNSを運営するグリー株式会社(東京都、田中良和社長)が株式の20%を出資している。これまで「任侠道」など、同社が独自開発したシリーズの利用者は300万人を突破している。