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福岡市で観光プロモーションイベントを実施 台湾・花蓮県 徐知事
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週刊経済2025年3月19日発行号
「福岡、熊本からチャーター便就航を」
台湾・花蓮県は3月9日、福岡市中央区天神2丁目のソラリア西鉄ホテルで観光PRイベントを実施、福岡からの来県を呼びかけた。
台湾の半導体受託生産最大手・TSMC(台湾積体電路製造)が熊本県菊陽町に進出し、九州との交流が深まっていることを観光客の誘致につなげようと実施。会場には九州経済連合会の倉富純男会長、県選出の国会議員、台湾と交流のある福岡県議会の友好議員連盟、古賀市の田辺一城市長、豊前市の後藤元秀市長ら約200人が出席した。会場では先住民衣装姿の女性が倉富会長ら来賓と踊りを披露したほか、徐知事をはじめ、同県の行政、観光事業者によるプレゼンテーションなどが実施された。
徐知事は「福岡には昨年12月以来の訪問。TSMCの進出で九州と台湾との交流が活発になる中、〝花蓮は台湾観光における半導体産業的な存在〟とも言える位置付け。九州・福岡から多くの人に来ていただきたい。そのためには福岡、熊本からチャーター便の就航を実現させていきたい」と話した。
また、来賓で出席した倉富会長は「TSMCの進出により、九州では台湾との結びつきが強くなっている。そのためには人と人との交流が大事。半導体、食、観光で交流を深めていきたい」と述べた。また、会場には花蓮県の菓子などの土産品を展示したコーナーが設けられ、出席者は事業者とマッチングにも臨んでいた。