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福岡印刷と共同で電子看板事業を開始  クリアステージ    一貫サービスを強みに


 システム開発の株式会社クリアステージ(福岡市南区大橋1丁目、赤坂智弘社長)は9月から、印刷・製本業の福岡印刷株式会社(同市中央区天神3丁目、大隈信一郎社長)と共同で、店頭などで使用できる電子看板を販売する「デジタルサイネージ事業」を開始した。
 両社は映像やコンテンツ編集などの製作段階からスクリーンなどへの表示までの一貫サービスを強みに展開する。デジタルサイネージとは、屋外や店頭、交通機関など、一般家庭以外の場所でディスプレイなどの電子的な表示機器を使って情報を発信する新しいメディア。時間と場所を特定できる唯一のメディアとして欧米では既に街中で多く活用されているという。同社は主にソフトウェア製作・保守、映像コンテンツの配信やシステム構築などを担当し、従来の業務系システムを中心とした受託開発と異なる分野の事業拡大を目指す。一方、福岡印刷はコンテンツ製作と営業を担当し、新たなマルチメディア開発でメディアソリューションの拡大を図る。取り扱う商品は、主に店頭やイベント会場などを想定し、スタンド付きのディスプレイ看板や裸眼3Dモニターなど。このほか、特殊液晶のフィルム化事業を手がける九州ナノテック光学株式会社(大分県速見郡日出町大字大神、馬場潤一社長)が開発した高機能性液晶フィルム「マルビュート」の九州地区における販売推進事業も開始。同商品はフィルムシートで透明度が高く、鮮明な映像が出せるのが特徴で、電源スイッチにて透明、乳白色の切り替えが可能。合わせガラスを挟み、屋内から映像を投影すると建物のガラス面を大画面モニターとして使用することができる。両社では電子看板のモニターとしてのほか、パーティションとして売り込む。価格は1平方m当たり10万円(フィルムのみ)から。サイズは、横1mないし1m20cmで、用途に応じてつなぎ合わせることで延長可能。オフィス、テナントビルなどへ販売する。11月に天神で開催されたクリスマスイベントへの導入実績がある。来年6月までに20件の販売を目標にしている。赤坂社長は「システム開発で培った技術力で、新事業をさらに深めていきたい」と話している。
 クリアステージは2006年9月設立。資本金600万円。従業員4人。10年6月期売上高は7000万円(見込み)。赤坂社長は行橋市出身。1966年3月11日生まれの43歳。コンピュータ教育学院卒。地場独立系SI会社を経て独立。趣味はスポーツ。福岡印刷は1883年5月創業、1950年10月設立。資本金2420万円。従業員100人。