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福岡、釜山経済圏の特区を国に申請  福岡市    外国企業の法人税引き下げなど


 福岡市は9月21日、釜山市とのネットワークを強化し経済を活性化する「福岡・釜山インターリージョナル国際戦略総合特区」構想を申請した。
 県が17日に申請した「福岡・アジア国際戦略特区」と別に同市が独自に申請、09年から釜山市と取り組んでいる「福岡・釜山超広域経済圏」をもとに、観光やビジネスなどの分野で規制緩和などを求める。外国企業や研究機関の法人税引き下げなどの税制優遇措置、観光目的で日本に車で訪れる際の手続きを簡素化するといった規制緩和を提案書に盛り込んだほか、行政面では国境を超えた行政制度をつくり2国3制度を採用、国や自治体から権限譲渡を受けた業務を行うなど経済以外での制度も組み入れた。
 政府は各自治体の提案書をもとに政策を立案、来年の通常国会で法案成立を目指し申請分の選定を始める。