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福岡、北九州拠点に宮崎、松山航路を計画  リンク    地域間LCC目指す


 航空会社の株式会社リンク(福岡市博多区冷泉町、杉山幸一社長)は7月12日、国土交通省大阪航空局に来春就航予定の航空運送事業許可を申請した。
 福岡空港、北九州空港を拠点に宮崎市、愛媛県松山市を結ぶ4航路の運航を計画。主要都市間を結ぶ路線ではなく、地方都市を結ぶ国内初の地域間LCC(格安航空会社)を目指す。同局の許可は2~4カ月後を見込んでおり、許可を前提に秋頃までにダイヤを調整する。便数は福岡―宮崎線が1日5往復、福岡―松山線が3往復、北九州―松山線が2往復。来年5月頃からは福岡―宮崎線で増便を計画、北九州―宮崎線も新設する。航空機はATR社(フランス)製のプロペラ機(68人乗り)を使用。すでに海外の会社と3機のリース契約を締結した。
 また、同社では昨年10月に北九州空港を本拠地とする株式会社スターフライヤー(北九州市小倉南区空港北町、米原槇一社長)と業務提携を締結。今後は同社と共同で集客やコスト削減を実施していく。同社では「就航地同士の旅客の流れを活性化させ、地域経済に発展したい」と話している。
 同社は2012年4月設立。資本金は2億3000万円。今年2月には東京から現住所に本社を移転している。