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福岡―羽田線増便効果で31%増の330億円 スターフライヤー 整備費や燃料費増加で赤字に
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株式会社スターフライヤー(北九州市小倉南区空港北町、高橋信代表取締役常務)の14年3月期決算は売上高が前年比31・2%増の330億2400万円、経常損失は26億6400万円と増収・赤字化となった。
昨年3月に福岡―羽田線を5往復10便、今年3月に福岡―中部線を3往復6便増やし、1日30往復60便体制にするなど利用客増を図ったことで、増収につながった。一方、リースした航空機の返却前整備費用や、円安による燃料費の高騰などが大きな負担となり、赤字に転落した。円安による為替差益を営業外収入として計上したが、当期純利益も30億4000万円の赤字となった。
旅客数は46・3%増の172万4936人、利用率は前年並みの65・7%。貨物事業の貨物輸送重量は16・0%増の1万9724トンと伸長した。同社では「経営立て直しに向け不採算路線の運休や人員削減を盛り込んだ合理化計画を策定し、前期から実行している。今年は黒字転換を目指したい」と話している。
今期は売上高が前年比7・2%増の354億円、経常利益は5億5000万円、当期純利益は5億4000万円の増収・黒字転換を見込んでいる。