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石川県珠洲市にキーホルダー型無線機を寄贈 オーセンティックジャパン
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週刊経済2025年3月5日発行号
公立小学校に26台
無線機を活用した山岳遭難サービス「ココヘリ」を展開するオーセンティックジャパン㈱(福岡市中央区赤坂1丁目、久我一総社長)は石川県珠洲市にキーホルダー型無線機を寄贈した。
昨年6月、一般向けに販売開始した位置特定サービス「DRS」(ダイレクト・レスキュー・システム)を、昨年1月に地震の被害を受けた同市の公立小学校に26台寄贈したもの。2月21日には珠洲市役所で目録贈呈式を実施し、久我社長と泉谷満寿裕石川県珠洲市長が登壇した。
キーホルダー型の無線機は専用アプリと連動することで位置情報を把握でき、探索用電波、GPS、Bluetoothと3つの電波を使用することで建物内のどこにいるかも分かる精度があるという。また、電波を受信するスマホが圏外であっても、探索用電波で全国39都道府県の警察、消防が導入している受信機に通信できる。
久我社長は「建物のどこにいるのか分かる位置情報の精度の高さと、災害時でも壊れにくいタフな設計で類似品との差別化を図っている。児童の登下校時の安全確保に貢献できれば」と話している。
同社は2011年12月設立。資本金3億5830万円。