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真空加熱装置の実験機が完成 幸和


週刊経済2021年8月31日発行

大手電機メーカー向け

温度管理システムなどの設計、製造の㈱幸和(粕屋郡宇美町若草2丁目、山口臣治社長)は8月1日、製造していた真空加熱の実験機「LED素子真空接合装置」が完成した。
(公財)飯塚研究開発機構(飯塚市川津、馬場貞仁理事長)の研究開発支援事業費を活用して製造したもの。装置の実験可能スペースは600㎜×700㎜程度。大手電機メーカーからLEDディスプレイ製造装置(ガラス基板の上に細かく並べられた1㎜以下のLEDを真空で加熱し、焼き固めるもの)の受注を強化する。山口社長は「すでに1社から受注が決まっている。実験や見学の希望があれば連絡いただきたい」と話している。
山口社長は福岡市博多区出身。1960年3月23日生まれの61歳。九州産業大学工学部機械工学科卒。趣味は読書。
同社は1991年4月設立。資本金1800万円。2020年12月期売上高5億円。従業員49人。