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    県内地価動向、「実感値」、「予測値」ともにマイナス幅が改善 県不動産鑑定士協会


    週刊経済2021年3月9日発行

    昨年7月―1月までの不動産市況DI

    福岡県不動産鑑定士協会(井上真輔会長)は2月25日、昨年年7月1日から今年1月1日までの不動産市況DI(第12回調査)を発表、地価動向DIは県全体で「実感値」が前回調査(昨年7月実施の11回調査)に比べて9ポイント改善し、マイナス10・4、「予測値」では22・7ポイント改善のマイナス26・7とマイナス幅が大幅に改善していることが分かった。
    調査は2015年以来、1月と7月の年2回に実施、現状を「実感値」、今後半年間の見通しを「予測値」として発表している。前回調査では新型コロナウイルス感染症拡大に伴う初の緊急事態宣言発出等の影響で「実感値」、「予測値」ともに大幅減となり、初のマイナスだったが、今回はコロナ禍の影響で依然としてマイナスが続いているものの、DIは改善傾向にある。都市別では「実感値」で福岡市が、前回調査時に比べて10・9ポイント改善し、マイナス10・9、北九州市は同1・3ポイント減のマイナス16・3、久留米市では24・1ポイント改善し、プラス7・9ポイントだった。
    一方、予測値は県全体で22・7ポイント改善し、マイナス26・7。都市別では福岡市が31・1ポイント改善しマイナス24・5、北九州市は19・5ポイント改善しマイナス24・6、久留米市は18・1ポイント改善のマイナス26・3ポイントといずれも改善傾向が見られている。
    そのほか、取引件数別のDIは、戸建販売件数が実感値でマイナス20・7(前回調査時に比べて25・5ポイント改善)、予測値はマイナス22・5(同34ポイント改善)、マンション販売件数は実感値でマイナス34(同20・4ポイント改善)、予測値はマイナス36・8(同19・1ポイント改善)、仲介物件件数は実感値でマイナス22(同20ポイント改善)、予測値はマイナス22・3(同24・3ポイント改善)、建築件数は実感値がマイナス34・1(同19・1ポイント改善)、予測値ではマイナス31(同33・8ポイント改善)といずれもマイナスで推移するものの、マイナス幅は改善傾向にある。
    同協会では「地価動向の実感は全体としては前回に比べて改善しているが、地域による濃淡が見られている。予測は全権的に改善が見られ、実感と比較しても改善の幅が大きい」としている。