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県内の旅行ガイド本を出版  東京のディアンドデパートメント 発行部数は3万部


 生活雑貨販売のディアンドデパートメント株式会社(東京都世田谷区奥沢8丁目、相馬夕輝社長)は7月4日、福岡県内の旅行ガイド本を出版する。シリーズ13冊目。
 昨年11月、福岡市博多区に直営の雑貨店ディ アンド デパートメント フクオカのオープンをきっかけに創刊に向けた準備をスタート。媒体名は「ディ デザイン トラベル福岡」。時代や流行に左右されない息の長いデザインを編集テーマに、観光、レストラン、ショップ、カフェ、宿泊施設、人物の6カテゴリーで紹介する。仕様はB5変型判、フルカラー192ページで、定価は1512円(税込み)。初回発行部数は3万部で全国の書店やミュージアムショップなど約1000店舗で販売する。
 2月に福岡県の魅力について約250人が議論を交わし、その意見を取り入れながら2カ月間で120カ所を取材。おでん店の「安兵衛」やアート&カフェスペースの「屋根裏 獏」、福岡市美術館や北九州芸術劇場などを取り上げている。同社では「九州最大の都市としての機能を果たしながらも、オリジナリティや独立性を貫き、本物だと思うものを追求し続ける場所や人が福岡の特徴と感じている」と話している。
 同社は1997年5月設立、資本金1200万円、2014年2月の売上高は11億1700万円、従業員は70人。東京、大阪、札幌、静岡、鹿児島、沖縄、山梨に店舗展開している。