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生え抜きの服部福祉労働部長が副知事に  福岡県    牛尾副知事は2年半の任期残し退任へ


 福岡県の小川洋知事は9月13日の定例会見で、牛尾長生副知事に代わり、服部誠太郎福祉労働部長を副知事に起用する人事を発表した。9月の県議会に議案として提出する。
 県政の継続性を考慮した上での副知事交代と位置付けており、小川知事は「更迭ではない」と強調。牛尾副知事は昨年4月に就任し、任期を約2年半残していたが、知事交代に伴い6月に他の副知事と共に辞表を提出。今回、これを受理される形となる。また、麻生県政から続く、3副知事を県庁生え抜きで固める体制は維持される。
 服部部長は北九州市出身。1954年9月11日生まれの57歳。中央大学法学部卒。77年入庁。財政畑を長く歩み、06年には省庁からの出向者を起用してきた財政課長に生え抜きから初めて就任。09年の総務部次長を経て、10年には55歳の若さで福祉労働部長に抜擢された。
 小川知事は会見で「就任から約4カ月半が経ち、今後の政策を展開していくためには、新たな体制が必要と考えた」と交代の理由を話している。