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環境私募債1億円を発行 ホクザイ運輸 西シ銀が受託
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貨物自動車運送業、産業廃棄物・一般廃棄物収集運搬・処分業のホクザイ運輸株式会社(北九州市小倉北区西港町、河本一成社長)は9月28日、西日本シティ銀行保証付きの「環境私募債」1億円を発行した。
2回目の無担保私募債で、今回は同行が環境に配慮した経営を行っている企業を対象に昨年2月から受託を開始した「環境私募債」として発行。通常の私募債よりも発行コストが優遇されているほか、社内外に対して財務内容の健全性に加え環境問題への取り組みもアピールする。期間は5年(定時償還)。
同社は1967(昭和42)年4月に北材運輸株式会社として設立。81年8月有限会社まるなか運輸と合併し、現社名に改称。資本金2000万円。従業員は49人(パート含む)。環境保全や資源の有効活用が注目され始めた95年に、大量に発生する木廃材の再利用を目的にチップ製造業に参入。97年には北九州市から一般廃棄物・産業廃棄物の処分業の許可を取得。その後、各メディアに事業内容が取り上げられ、それを機に関係各局の理解を得て、九州一円・山口県の産業廃棄物の収集運搬や処分業の許可を取得。運搬車輌も各種保有し、許可を持つ地域の現場へ移動式破砕機を派遣して、伐採工事や解体工事からでた木廃材(剪定枝・竹・根株・廃パレット・枕木など)を破砕処理し、ファイバーチップ状にした後、リサイクル製品の原料として、各メーカーへ直接輸送、納品するまでの一貫体制を構築している。06年には、環境マネジメントシステム「ISO14001」認証を取得。