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理化学備品や機器消耗品好調で8%増収 山下医科器械 6~8月、利益管理システム導入で黒字回復
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医療機器消耗品卸業の山下医科器械株式会社(福岡市中央区渡辺通3丁目、山下尚登社長)の10年5月期第1四半期(09年6~8月)決算は、売上高が88億5576万2000円で前年同期比8%増、経常利益は205万3000円(前年同期は8020万4000円赤字)だった。
理化学備品や医療機器消耗品の売り上げ拡大で増収となった。利益面では、昨年6月に利益管理システムを導入したことで黒字回復した。事業別では、医療機器部門のうち一般機器分野が理化学備品の売上増で売上高15億5300万円の同18%増、一般消耗品分野が受発注管理システム「SPD」の契約施設や既存医療機関への医療機器消耗品販売拡大で売上高44億3500万円の同6%増、低侵襲治療分野が内視鏡処置用医療材料「IVE」など消化器内視鏡製品の売り上げが拡大し売上高19億6600万円の同11%増、メディカルサービス分野が画像診断機器と医療設備関連製品の受注拡大で売上高6億9500万円の同4%増となった。一方、医療情報部門は、医療情報機器の受注減で売上高2億500万円の同19%減だった。通期では売上高が388億7600万円で同7%増、経常利益が3億2600万円で同6%増を見込んでいる。同社では「医療機器販売業界の競争が、さらに激しくなってきているが、医療機関への営業支援体制を充実し中核事業基盤の強化に取り組む」と話している。