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特区担当部署を改名、「産業特区推進室」に 福岡県 国家戦略特区の指定目指す
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福岡県は4月1日付で、グリーンアジア国際戦略総合特区の事務局である「国際戦略総合特区推進室」(商工部商工政策課内)の名称を変更し、「産業特区推進室」に改めた。
基本的な位置付けはこれまでと同じく、グリーンアジア国際戦略総合特区の推進が主な役割となる。一方で、今年度から新たに政府が創設した「国家戦略特区」をはじめ、新たな特区制度への指定を目指していく方針から、今回の名称に変更した。すでに昨年秋の国家戦略特区のアイデア募集では、「アジア・イノベーション創造国家戦略特区」を県から提案しており、次世代エネルギー研究・開発に伴う規制緩和などを提案している。
国家戦略特区はこれまでの特区制度に比べ、政府主導、規制緩和が主目的といった違いがあり、第一弾の実施地域として福岡市の「創業特区」が選ばれている。恒吉産業特区推進室長は「本県の提案も、国家戦略特区の理念に則ったモデルと考えている。第二弾以降の指定に向けて、国に働きかけていきたい」と話している。