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特区ガイドに「タイ語」を新設  観光アイランド特区    タイからの訪日客増加で


 九州7県で展開する広域特区・九州アジア観光アイランド総合特区(事務局・九州観光推進機構)は12月から、特区独自の観光ガイド資格「特区ガイド」の対象言語に、タイ語を新設した。
 特区ガイドは、九州のみに限り有効な観光ガイドの資格として、特区制度を活用して立ち上げた制度で、これまで中国語・韓国語を対象に122人のガイドを輩出してきた。この度、タイ語を新設した背景は、タイから九州への入国者数が12年から13年の間で38%もの伸び(約2万2000人)を見せているほか、13年7月からはビザ要件の緩和、14年6月にはジェットスターの福岡―バンコクの直行便が就航するなどで、今年はさらなる増加が見込まれる。一方九州では、国家資格であるタイ語の通訳案内士の登録数は0人、全国でも僅か24人という現状で、観光現場でのガイドが不足しており、地元でのさらなる観光客増加を見据えて特区ガイドの言語枠として追加した。東南アジアからの留学生が多い福岡、同じく立命館アジア太平洋大学が立地し留学生が豊富な大分(別府市)を会場に、ガイド育成研修を実施する予定で、定員は両地域ともに20人。10日間の研修後に実施する口述試験に合格すれば、特区ガイドとして認定される。
 九州観光推進機構の担当者は、「中国語、韓国語のガイド研修の受講は、定員を大きく上回る申し込み殺到したが、タイ語が話せる人の数やガイドの希望者は未知数。ただ、今後の九州で必要度を増していくスキルだと考えている」と話している。