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特別運賃対象路線を九州全域に拡大 　日本航空　　　 東京、大阪発着の定期路線で

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　日本航空（植木義晴社長）は６月２日、熊本地震の復興支援を目的に設定した特別運賃「応援先得」の対象路線を熊本・大分から福岡を含む九州全域に拡大すると発表した。
　応援先得では当初、熊本、大分空港発着の東京、大阪線の限定運賃として導入したが、東京、大阪方面から九州を訪れる観光客が激減していることを背景に拡大を決定した。対象路線は東京線が大分、熊本に加え、福岡、北九州、長崎、宮崎、鹿児島の７路線、大阪線が熊本に加え、福岡、長崎、宮崎、鹿児島の５路線でいずれも同社の定期路線。６月３日から購入可能な早期割引運賃（４５日前～７５日前購入）が対象で通常運賃の６０％～８０％引で販売する。対象期間は９月１日から１５日までの利用分。
　九州・山口地区の溝之上正充支配人は「九州は大丈夫というメッセージの意味も込め、特別運賃の対象範囲を拡大したほか、パッケージツアーでも震災復興を応援する商品を販売するなど震災復興に全力で取り組みたい」と話している。また、同社は７月１日から「ＪＡＬ九州応援キャンペーン」を実施、旅行会社と共同で開発した旅行商品の収益の一部を熊本、大分に義援金として寄付する取り組みも始める。