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熊本駅0番線跡地に大規模駅ビル開発 JR九州 熊本駅の高架工事終了にあわせ
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JR九州(唐池恒二社長)は、熊本市西区春日のJR熊本駅構内0番線跡地に大規模駅ビルを開発する計画を明らかにした。ふくおか経済新年号の取材で唐池社長が応えた。
熊本駅では現在、九州新幹線を並行する在来線高架工事が18年に終了することから、大規模駅ビルの開発を構想として計画しているもの。ビルの規模やテナント構成、事業費などは未決定。熊本駅の駅ビル開発について唐池社長は「14年は熊本駅ビル開発を方向付けし、構想を練っていく年になる。中途半端な開発はせず、熊本駅の0番線跡地一帯にドンと大きなビル開発に取り組みたい」と語り、「商業施設に加え、住宅なども充実させていきたい」と大規模ビル開発への意欲を見せた。
熊本市では現在、熊本市中央区桜町でコンベンション施設の建設計画が進められているなど、並行在来線完了後を見据えたプロジェクトが進んでおり、JR九州による熊本駅0番線跡地の開発は、今後の中心市街地の都市開発に大きなインパクトを与えそうだ。また、大規模ビルの開発で中心市街地との競争激化も懸念されており、唐池社長は「上通、下通のお客さまを熊本駅に吸収するのではなく、広域から集客する駅ビルを完成させたい」と方向性を語った。