NEWS

熊本県西原村に半導体関連の修理工場建設へ リックス


週刊経済2025年5月21日発行号

来年10月に稼働予定

東証プライム・福証上場の機械商社、リックス㈱(福岡市博多区山王1丁目、安井卓社長)は4月25日、熊本県西原村に半導体関連の修理工場を建設すると発表した。来年10月に稼働予定。

同日に西原村と「企業立地に関する基本協定」を締結し発表したもの。同社は、半導体メーカーや半導体製造装置メーカー向けに製品・商品・サービスを販売しており、半導体製造工程に使われるポンプや電源装置など周辺機器の修理・再生サービスも手掛けている。現在、熊本には多くの半導体関連企業が進出しており、今後修理や再生サービスを現地でできるようにすることでスピード感をもって顧客ニーズに対応できるようにする狙い。また、同工場は倉庫としても活用する。場所は同町が県道山西大津線沿いの隣接地で開発を進める「鳥子地区新工業団地」内で、半導体関連企業が集積する工業団地セミコンテクノパーク(菊陽町、合志市)まで車で20分の立地。敷地面積は約6400㎡、取得額は9721万5千円を予定しており、今年11月に正式な測量後、土地の面積や金額が確定する。

同社は1907年創業、64年5月設立。資本金は8億2790万円。グループ従業員は740人。流体応用機器・設置製造販売、精密自動・計測器販売、製鋼副資材等販売などを手掛け、25年3月期売上高は前期比10%増の547億2700万円。