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熊本市南区に23ポート新設 チャリチャリ


週刊経済2025年5月28日発行号

菊陽町接続を前倒しに

シェアサイクルのチャリチャリ㈱(福岡市中央区長浜1丁目、家本賢太郎社長)は5月1日、熊本市の西熊本・はませんエリアにシェアサイクルサービスを拡大した。これにより、同市南区を中心に23カ所のポートを新たに開設した。

今回のエリア拡大は、熊本市内における「3カ年エリア展開計画」の第2弾として実施したもので、新たに開設したポートは「ゆめタウンはません」や「アクアドームくまもと」、「南部総合スポーツセンター」などの公共施設、「済生会熊本病院」や「熊本中央病院」といった基幹病院を含む。これにより、サービスエリアは約45㎢から約58㎢へと拡大した。

また、昨年10月にサービスを開始した菊陽町との接続について、多くの利用者から要望が寄せられていたことを受け、当初2026年を予定していた熊本県民総合運動公園を含む東区の一部や、JR光の森駅南側までの拡大を前倒しし、「運動公園・武蔵塚エリア」として今年中に接続することを決定した。

同社は「エリアを接続することでさらに広範囲かつ円滑な移動が実現し、交通渋滞緩和に貢献できると期待している」と話している。

熊本市では、22年4月末のサービス開始から3年間で累計220万回以上、延べ430万キロメートル以上利用されている。