NEWS
- 地域
無料化半年で平日交通量が約2・1倍に 二丈浜玉有料道路 大型車の交通量は約5・3倍に増加
Tag:
福岡国道事務所は10月22日、無料化から半年を迎えた二丈浜玉道路の交通量を発表、平日の交通量は無料化前に比べ約2・1倍の1万2134台に上っていることが分かった。
無料化前に実施した昨年11月15日の調査では、1日(12時間あたり)5838台に止まっていたものの、無料化直後に実施した今年4月3日の調査で1万台を突破、開業半年で無料化前に比べて倍増する結果となった。特に大型車の交通量は無料化前に比べ、約5・3倍の1949台と大幅増となった。また、休日の交通量は無料化前に比べ約1・8倍の1万7006台だった。無料化に伴い、並行する国道202号の交通量が減少、平日、休日ともに無料化前に比べて半減していることが分かった。
そのほか、今回の調査では福岡市から唐津市にかけ、1時間で移動するエリアが無料化によって拡大、福岡市から唐津市にかけての60分圏カバー人口は無料化前に比べ4万人増の469万人、唐津市から福岡市にかけてのカバー人口は21万人増の136万人となっている。さらに道路に近い商業、観光施設では昨年に比べて利用客数、売り上げともに増加傾向となっていることが分かり、JA糸島が経営する産直施設「伊都菜彩」では、休日に佐賀ナンバーの割合が増加し、9月の売り上げが前年比約7%増になっているほか、佐賀県呼子町の観光施設「マリンパル呼子」でも遊覧船の利用が前年に比べ約1割増加しているなどの無料化による効果が表れていることが明らかになっている。