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液卵・冷凍卵の価格を10~15%値上げ  イフジ産業    8月1日から、鶏卵相場2割上昇に対応


 液卵・冷凍卵・液卵加工品等製造販売のイフジ産業株式会社(糟屋郡粕屋町、藤井徳夫社長)は、原料である鶏卵相場の上昇に対応するため、8月1日から取扱商品の販売価格を平均で10~15%値上げする。
 1キロあたりの値上げ幅は、全卵タイプの相場変動価格商品が約20~50円、固定価格商品が約65~85円、卵黄タイプの相場変動価格商品が約60~150円、固定価格商品が約185~255円、卵白タイプの固定価格商品が約20~50円となっている。養鶏業界では、配合飼料の価格が上昇し続けており、05年にトン4万5300円だった成鶏用配合飼料価格は08年1~3月は6万1500円と36%値上がりしており、今後もさらに上昇を続ける見込みとなっている。これによって国内の08年1~4月の餌付け羽数は3491万羽で前年比6・3%減少、その結果、6月の鶏卵相場は185円(東京M基準)と前年同月より31円(20%)している。同社では「今後も鶏卵相場の上昇が見込まれ、高止まりが続く」と見ており、「加工用原料卵の安定的な買い付けが厳しくなり、原料調達コストが大幅に上昇している」と話している。
 同社は1972年10月設立、資本金は4億5500万円、従業員数は93人(08年3月末現在)、3月期の売上高は93億7200万円。