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海産物販売「かねいち」を営業譲受  スイト    関東県内に拠点開設へ


 貿易事業の株式会社スイト(福岡市中央区大名2丁目、徳重誠一社長)は5月20日、海産物を取り扱う個人商店「かねいち」(千葉県佐倉市)の営業権を譲り受け、同屋号で鮮魚の取り扱いを始める。
 スイトは昨年5月設立の新会社で、建材・小物、海産物、食料・珍味・菓子、飲料水、飼料の5部門で貿易事業を展開。そのうち海産物の輸入販売部門が伸びていることから、「スイトカネイチ」の屋号で、同社オリジナル商品の販路開拓を強化する。かねいちは20年以上の海産物の販売を展開しており、後継者不在だったことから双方の意見が合致し、今回の譲受に至った。買収額は非公表で、今秋めどに関東圏内の卸売市場に拠点を置く計画。まずはフィリピン産のブラックタイガー、サバフィレなどを独自ルートで仕入れ付加価値を付けて販売する。同拠点には従業員2人を置く方針。徳重社長は「1年営業活動をする中で、建材、海産物の売り上げが好調に推移している。2期目はこの2部門に絞って営業展開していく」と話している。
 スイトは資本金2050万円、従業員5人。第1期売上高は9800万円を見込んでいる。