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浄水器事業が25%増で8年連続増収  タカギ    原料など高騰影響し減益


 園芸散水用品、浄水器などプラスチック家庭用品製造・販売の株式会社タカギ(北九州市小倉南区石田南2丁目、高城寿雄社長)の07年3月期決算は、売上高が94億9,300万円の11%増、経常利益が2億2,400万円の同18%減で増収減益となった。増収は8年連続。
 浄水器事業ではカートリッジの販売が7万件増加し計20万件に達するなど好調で事業部売上高49億円の同25%増に推移し売上高は増収につながった。一方、経常利益は原油や金属などの素材価格高騰や人員の積極採用による販売管理費の増加などが影響し、減益となった。現在、同社は約200種類の商品を全国約3,200店のホームセンターで販売。蛇口直結型浄水器「みず工房SP」をコンパクトにし、浄水性能を向上させた「みず工房ミニ」も発売している。
 稲垣啓史社長秘書は「今後、園芸散水用品を4機種、蛇口一体型浄水器2機種の開発を予定している」と話している。
 同社は1979年11月設立、資本金4億9,800万円。従業員は360人。
 高城社長は北九州市小倉北区出身、1941年3月27日生まれの66歳。立教大学法学部卒、趣味は飛行機操縦。