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法改正に伴い、省エネ支援ソフトを改良  コスモウェーブ    報告書の作成など


 情報システム開発の株式会社コスモウェーブ(福岡市博多区博多駅前3丁目、田代登志雄社長)は5月1日、省エネ法改正に対応するため、省エネ、温室効果ガス削減支援ソフトの改良版を発売した。
 商品名は「ECOレポ君ver1・5」。今年4月から施行された省エネ法において電気需要の平準化を推進する一環で、経済産業局に提出する前年度実績報告書のエネルギー使用量についての中長期計画書の仕様を変更した。また来年には、今年度実績を報告する定期報告書の仕様変更に伴い、ver2・0の発売を予定している。同ソフトは、報告書作成のほかに、エネルギー使用量の履歴管理及びグラフ表示、削減シミュレーションなどの機能を備えている。価格は20万円から。
 電気需要の平準化とは、夏季や冬季の電気使用量が増える時期に、日中の使用量を抑えるため、蓄電や自家発電の活用を推進するもの。取り組みを実施する事業者には省エネ法上でプラス評価を受けることができる。エネルギー原油換算使用量が1500kl以上(電気代で約9000万円以上)の事業者が対象。
 エネルギー管理士の瀬口浩幸同社環境ソリューション部長は「ver1・0は市役所やチェーン店で継続して使用されており、報告書作成がかなり楽になると評価も良好。ニーズが他にもあると判断しver1・5を7月末の報告書提出に合わせて公開することとした」と話している。