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橋本駅前で区画整理事業を検討  福岡市    駅前地区7haを対象に


 福岡市は市営地下鉄七隈線の橋本駅前で、新たな区画整理事業を検討している。
 対象となるエリアは、駅前広場が暫定整備されている橋本駅前(戸切)地区で、敷地は約7ha。同駅反対側のエリアでは、06年度から市街化調整区域を市街化区域に編入しての区画整理事業が行われ、大型商業施設「木の葉モール橋本」の進出などを経て10年度に完了していた。並行して、駅前地区でも07年度から地元住民を交えた勉強会が発足しており、11年度には区画整理準備組合が設立。12年度からは土地利用意向調査や企業ヒアリングが始まり、昨年度には福岡地所、玉野総合コンサルタント、西松建設などの事業協力者と覚書を締結していた。市は、今年度中にも住民の意向を取りまとめ、具体的な事業をスタートさせたいと考えている。
 また、周辺エリアの駅南地区、羽根戸地区などでも区画整理事業に向けた勉強会が立ち上がっており、12年度に完成した都市高速環状線、20年度に予定する七隈線の博多までの延伸といった交通アクセスを軸に、広域なまちづくりを目指している。市住宅都市局は「木の葉モールの開業で大部分の商業機能を担っているので、いかに足りない機能を補完して役割を区分するかが鍵。あくまで地域主導のまちづくりなので、住民のニーズを最優先に計画を取りまとめていく」と話している。