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柳川市の一般道路上下線が9月6日に開通  有明海沿岸道路・一般道路部    本線工事の全面展開が可能に


 福岡国道事務所が福岡県柳川市の有明海沿岸道路徳益―柳川西間(延長4・5キロ)で、自動車専用部(本線)と並行して整備してきた一般道路上下線が9月6日午後3時、開通した。
 同路線は2017(平成29)年度の開通を目指す本線に並行し、片側1車線上下分離式のセパレート道路として工事が進められていたもの。河川や西鉄天神大牟田地区を跨ぎ、難工事とされてきた沖端(約600m)、矢加部両地区(約500m)の工事が計画より半年前倒して完成したことで、開通に至った。これに伴い、本線と並行し整備されてきたすべての一般道路部が完成、本線工事の全面展開が可能になった。
午前10時に同市矢加部地区の一般道路本線上で開かれた式典には、有明海沿岸道路建設促進福岡県期成会の特別顧問を務める古賀誠・元自民党幹事長や小川洋県知事、加地邦雄県議会議長、沿線の柳川、大牟田、大川、みやま4市の首長や沿線住民200人超が訪れ、地元保育園児らとともにテープカットや渡り初めなどを行い、開通を祝った。また、本線の現場見学会もあり、大勢の地域住民で賑わった。
 式典で来賓あいさつした期成会の古賀誠特別顧問は「一般道路部が計画より半年前倒しで開通することで、本線工事の全面展開が可能になった。平成29年度の本線開通も前倒しできるよう地元の機運を高めていきたい」とした上で、「有明海沿岸道路は当初の予想をはるかに超えた利用があり、熊本県側への延伸も決定している。今回の完成を単なるお祝いで終わらせることなく、活力ある地域づくりに生かしてほしい」と強調した。また、福岡県の小川洋知事は、一般道路上下線の完成が本線工事の全面展開が可能になったことを「大きな前進」とした上で、「環境リサイクルの大牟田市、観光の柳川市、家具の一大産地・大川市、農業地帯のみやま市の4市が、一本の高速道路で結ばれることで県南地域の発展に大きなプラス効果をもたらす。また、防災面や明治の近代遺産として世界遺産候補の一つである三池港へのアクセス道路としての機能も併せ持つ。県として周辺アクセス道路の整備や道路を活用した沿線自治体の活性化に全力で取り組んでいきたい」と祝辞を述べた。そのほか、来賓では福岡7区選出の藤丸敏衆院議員、柳川市の金子健次市長、加地邦雄福岡県議会議長らも祝辞を述べ、一般道路上下線の開通と本線の早期完成に期待を寄せた。
 大牟田市の三池港と佐賀県鹿島市までの延長55キロを結ぶ有明海沿岸道路は現在、柳川市の徳益―柳川西間、大川市の大川東―大川中央間や佐賀市内で本線の高架工事が進んでいるほか、大牟田市から熊本県荒尾市、長洲町への延伸も決定している。