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東南アジアへ天ぷら専門店の出店強化  やまや食工房    「博多天ぷらやまみ」の屋号で


 株式会社やまやコミュニケーションズの100%子会社で、飲食店展開の株式会社やまや食工房(福岡市東区松島5丁目、清水圭社長)は、今後東南アジアでの天ぷら専門店の出店を強化する。
 海外事業においては、すでに中国やアメリカ、韓国で焼肉店やもつ鍋店を展開してきたが、12年10月に台北の百貨店に新業態の天ぷら専門店「博多天ぷらやまみ」で出店。今年10月16日には台湾桃園県のショッピングセンターに2店舗目をオープンするなど、日本食として天ぷら文化が受け入れられた実績を踏まえ、今後は天ぷら店を中心に、フードコートに対応する食堂形式の店舗「やまや食堂」のノウハウを取り入れながら商圏を東南アジア諸国に広げ、店舗網の拡大を図る。
 清水社長は「食文化や風土を把握し、積極的に展開することで台湾に限らずアジアに向けて多くの日本、九州博多の食文化を発信していきたい」と話している。
 同社は2003年2月設立、資本金1億円、従業員400人。国内ではもつ鍋店「博多もつ鍋やまや」を中心に22店舗、海外では、アメリカにもつ鍋店を1、中国に焼肉店を1、台湾に天ぷら店2、韓国にもつ鍋店3店舗を展開している。