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東京都目黒区目黒の賃貸マンション取得 カシムラホールディングス


週刊経済2025年5月21日発行号

東京では初の取得

総合不動産事業の㈱カシムラホールディングス(福岡市中央区白金1丁目、樫村尚明社長)は3月31日、東京都目黒区目黒2丁目の築浅賃貸マンションを取得した。

取得理由について、目黒区には上目黒や中目黒などの地名が数多くある中、「純粋な『目黒』地区の不動産情報は少なく、希少性が高いと判断した」(樫村社長)という。同社では昨年10月から東京支社(東京都港区芝公園)を本格稼働しており、今回の東京1号物件の取得を首都圏での営業活動を活発化させる広告塔と位置付ける。

物件名は「OAK VILLA SOU 目黒」(2020年8月完成)。場所はJR山手線など4路線が集中する目黒駅西側。敷地面積は約245㎡。鉄筋コンクリート造り地下1階地上4階建てで、延べ床面積は約679㎡。戸数は2DK3戸、1LDK8戸、1K3戸、1R3戸の計17戸。1戸当たりの専有面積は約20~41㎡。

樫村社長は「東京支社の本格稼働からわずか6カ月程度で初の1棟収益物件を地名的に認知のある『目黒』で購入できたのは、不動産収益に加え、同業他社などに与えるインパクトもあり、話題性や広告性など可視化できない費用対効果が生まれると感じていると話している。

同社は2015年11月設立。資本金5千万円。従業員13人(グループ31人)。24年7月期売上高は約30億円。