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東京都に樹脂製品販売会社設立 新ケミカル商事


週刊経済2025年3月19日発行号

社名は「NCTマテリアル㈱」

建材、化学品、樹脂などの専門商社の新ケミカル商事㈱(北九州市小倉北区京町3丁目、油嶋武晴社長)は4月1日、東京都千代田区に樹脂製品販売の新会社を設立する。

グループ内組織再編の一環で、同社樹脂事業部門と、100%子会社でナイロン樹脂など樹脂製品の製造を手掛けるNCTフロンティア㈱(広島県三原市、梁井浩一社長)の営業部門、合成樹脂原料販売などのNCT化学㈱(東京都千代田区、正山堯社長)を統合する。社名は「NCTマテリアル㈱」で、秋葉原駅北側のオフィスビルで新ケミカル商事の東京オフィスでもある「JEBL秋葉原スクエア」5階に本社を置く。社長に油嶋武晴新ケミカル商事社長、副社長に正山堯NCT化学社長が就任。プラスチック材料の中で最も種類が多い熱可塑(かそ)性樹脂や、再生樹脂などを取り扱うほか、3Dプリンターなどの樹脂関連機材も販売する。資本金は1億円。また、NCTフロンティア㈱は再生樹脂、有機肥料などの製造会社として存続し、NCTマテリアルの100%子会社となる。それに伴う本社所在地、代表者の変更はない。同社では「3社間でそれぞれが得意とするリサイクル技術やノウハウを集約させ、営業、製造機能の強化や効率化を進めたい」と話している。