NEWS

東京建物と連携した新商品を発売 ドリームホールディングス


週刊経済2025年6月18日発行号

国際アートアワード受賞作品を起用

プロモーション企画事業の㈱ドリームホールディングス(福岡市博多区中洲中島町、小濵洋一社長)は6月4日、東京建物㈱(東京都中央区)と共同で防災アートブランド「sonae 備絵」の新商品を発売した。

同商品は、在宅避難時の「トイレ問題」に着目して開発された非常用トイレキット。従来の備蓄品にアートを取り入れ、生活空間に自然に溶け込む「飾れる防災」をコンセプトに企画された。

今回、防災と暮らしの調和を実現したいという共通の目的から、東京建物の分譲マンションブランド「Brillia(ブリリア)」と連携し生活空間に溶け込むアート性の高い商品を共同で開発。パッケージには、内山.K氏は障害のある作家とアートを軸にした福祉事業を展開する㈱ヘラルボニー(岩手県)所属で、国際アートアワード「HERALBONY Art Prize 2024」で東京建物Brillia賞を受賞した内山.K氏の作品を起用した。

ラインナップは、標準サイズの「備絵」とコンパクトな「sonae 備絵 slim」の2種で、いずれも凝固剤や蓄便袋、ウェットティッシュなどの備蓄アイテムを収めている。凝固剤には特許を取得した抗菌性硬化剤を採用し、15年間の長期保存が可能。活性炭入りの脱臭仕様など衛生面にも配慮されている。同社は「アートの力で防災意識を高めるとともに、家庭やオフィスなど多様な生活空間に防災グッズを置きたくなるデザインで提供したい」と話している。

同社は2009年11月設立。資本金は1千万円。決算期10月。従業員数は22人(パート・アルバイトを含む)。