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来春の新築移転機に「桜十字福岡病院」へ名称変更  友愛病院    運営法人は4月1日付で「(医)福岡桜十字」に改名


 友愛病院(福岡市博多区住吉1丁目、今村博孝院長)はこのほど、2013年春の新築移転を目指し同市中央区渡辺通3丁目で建設中の新病院の名称を「桜十字福岡病院」とすることを決めた。
 運営母体の桜十字グループ(熊本市南区、西川朋希代表)が保有する施設名や法人名などに使われている「桜十字」を採用した。また今回の病院名の変更に先駆け、4月1日には友愛病院を運営する法人名も「医療法人敬仁会」(今村博孝理事長)から「医療法人福岡桜十字」(同理事長)に改名。名称の統一化により、利用者の利便性向上とグループとしてのブランド力を強化する。
 現在渡辺通り沿いに建設中の新病院は、敷地面積が約31百平方m、建物はRC造の地上13階建て延べ床面積は約2万1690平方m。7階までが病院機能を持った医療フロア(199床)、8~10階は介護老人保健施設、デイケア、リハビリ、11~13階は医療機関併設型としては珍しい住宅型有料老人ホーム「ホスピタルメント福岡天神」(最大定員104人、運営・株式会社桜十字)で構成するなど、「医療と介護の連携」をテーマとした病院複合施設となる。
 友愛病院は1973年4月開業。病床数は199床。09年1月に経営を継承した桜十字グループは、老朽化が進んでいたことや、都心部の急性期病院の後方支援病院としての機能をさらに充実させるため、近隣の医療機関との連携が容易な同地区への移転を表明していた。
 同グループは1971年に創業、グループ売上高は105億4百万円。従業員数は1261人。桜十字病院(熊本市南区御幸木部1丁目)をはじめ、ホスピタルメント桜十字(同市)、泉ガーデンクリニック(東京都)、恵比寿ガーデンプレイスクリニック(同)、城山ヒルズクリニック(同)の運営を手掛ける。