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来春から小学校にイマージョン教育を導入  福岡雙葉学園


 附属幼稚園・小中高一貫教育の学校法人福岡雙葉学園(福岡市中央区御所ヶ谷、麻生泰理事長)は、来年春から福岡雙葉小学校(同、西山和幸校長)で授業中のコミュニケーションをすべて英語で行う「イマージョン教育」を導入する。
 国際社会に通用する人材育成の重要性を背景に、英語によるコミュニケーション能力を高めるのが狙い。来年度の入学生を対象に「グローバルコミュニケーションコース(GCコース)」を新設。1学年3クラス体制で、定員120人のうち15人をGCコース、105人が通常コースとなる(1クラスがGC15人、通常25人の混成クラス)。同教育では外国人教師と日本人教師による1クラス2人体制で担当し、1~2年生で算数と英語の授業で、3~6年生では理科を加えた3教科でイマージョン教育を実施する。
 同校では「GCコースを組み入れた混成クラスは、普段は同じ教室で活動や行動を共にするが、対象学科の時間帯になれば別教室に移動し専門カリキュラムで学習する。進級する際はGCコースと通常コースの相互編入も可能。今後も柔軟な理解力、思考力を身につけたコミュニケーション能力の高い人材育成に努めていく」と話している。
福岡雙葉小学校はカトリック女子校として1954年4月に開校。現在、6学年605人が在籍している(11年12月現在)。