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来春、法人向け電力小売り事業に参入  新出光    16年から家庭向けにも拡大


 石油製品販売大手の株式会社新出光(福岡市博多区上呉服町、出光泰典社長)は、来年4月1日から50kW以上の法人向け電力小売り事業を開始する。
 同社では石油をはじめ、オート(自動車関連)や環境、オフィス、食と暮らしの5つの事業領域で拡大を図っており、電力小売り事業を環境事業の中核と位置付け、本格展開を図る。すでに特定規模電気事業者(PPS)の登録を済ませており、自社保有の太陽光発電所で発電した再生可能エネルギーなどを供給電源に、九州電力管内より開始し、以後順次拡大する予定。16年3月末までの初年度の契約電力目標は5万kW。
 また、2016年の電力全面自由化に伴い、同年からは対象を拡大し、50kW未満の一般家庭向けの小売りにも参入。九州電力管内から開始後、順次拡大し、20年3月までの4年間で契約電力15万kWを目指す。一般家庭向けについても同様に順次拡大していく。同社では「電力小売り事業の本格化に向け、電気調達先の確保などで、需要と供給のバランスを図る同時同量システムを確立していきたい」と話している。

 メンテ代込みの個人向け新車リースを開始

 また、同社は9月1日、グループのサービスステーション(給油所、以下SS)で、車検や税金、洗車などのメンテナンス代込みで新車に乗れる個人向けの自動車リース「ラクのり」サービスを開始した。
 これは自動車販売やカーリースで培ったオート(自動車関連)事業のノウハウと、全国410カ所のSSのネットワークを活用し、顧客のカーライフを支援する新サービス。ラクのりでは、7年契約で乗りたい車を決めて、毎月一定額のリース料を支払うだけで、同社が自動車の調達から、自動車税や車検、オイル交換、タイヤ交換などのメンテナンス、納車時のボディコーティング付洗車などのメンテナンスをワンストップで提供する。車両は国産全メーカーに対応。同社のIDEXCLUBカード会員はガソリン代の割り引きサービスも受けられる。
 当初は福岡地区17SS、北九州地区6SS、佐賀地区2SS、大分地区4SS、熊本地区3SS、鹿児島地区5SS、宮崎地区2SS・1店舗、長崎地区3SS、広島市1SSの計43SS・1店舗で開始し、順次拡大する予定。売り上げ目標は拡大に合わせて今後詰める。
 同社は全国410か所のSSをはじめとする石油エネルギーの供給など石油事業を中軸に、グループ会社19社と共に、オート(自動車関連)事業や環境事業、オフィス事業など多様な事業展開を図っている。