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来年4月に医療情報学科を開設  学校法人電子開発学園    医療情報技師を育成


 学校法人電子開発学園九州KCS福岡情報専門学校(福岡市中央区春吉1丁目、松尾泰理事長)は、来年4月に医療情報学科を開設する(許可申請中)。
 これは既存の医療情報コース(07年4月開設)をさらに発展させるもの。3年課程で定員は40人。同学科では医療機関内の医療情報システムの企画・構築やシステムの運用を担当する「医療情報技師」を育成する。政府の推進する「e―Japan戦略」や「IT新改革戦略」などで、医療現場では電子カルテや情報の共有化などIT化が進んでおり、医療と情報の両方の知識を兼ね備えた医療情報技師が必要とされているという。同学科では臨床医学といった医療・医学分野、医療記録の電子化や医療情報の分析といった医療情報システム分野、ネットワークやデータベースなどの情報処理技術分野を学ぶ。医療情報技師資格に加えて、基本情報技術者試験の合格も目指しており、医療機関だけでなく、医療関係企業や福祉施設、一般のソフトウェア開発企業も就職先として考えられるという。
 同校は北海道などに1大学10専門学校を持つ電子開発学園グループの1校で、1969年に開校した。学生数は約700人、職員数は40人。