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来年3月完成目指し天神バスセンター大改装 西日本鉄道 降車場側と乗り場側の一部を改装オープン
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西日本鉄道株式会社(福岡市中央区天神1丁目、倉富純男社長)は、来年3月の完成を目指し、同天神2丁目のソラリアターミナルビル3階の「西鉄天神バスセンター」の大規模リニューアルを進めている。投資額は12億円。
これは、福岡市の中心・天神に立地する高速バス発着拠点として、これまで以上に到着客をもてなし、出発客が心地良く過ごせる施設を目指したもので、1997年の開業以来初の大規模改修。県外や海外からの利用客にも「天神の高速バス発着拠点施設」であることを明確にするため、リニューアル完了後に「西鉄天神高速バスターミナル」へと名称を変更する。
今年4月下旬に着手し、10月1日には降車場側を改装オープン。降車場側にインフォメーション窓口を新設し、高速バスの到着客に対して市内路線バス、電車、タクシーなど他の交通機関や天神地区のショッピング・グルメ・観光スポットなどの情報についての案内を開始した。また、同22日には、従来の約2倍に増床し機能を充実させた女性用トイレや新設となる室内型待合ブースなど、乗り場側の一部施設も利用開始した。今後はコンビニエンスストアの入店やカフェ区画の拡充など残る乗り場側のリニューアルを実施。計画では12月に自動券売機ブース化完了するとともに、新男子トイレ・多目的トイレの供用やインフォメーション窓口、コンビニエンスストアの営業を開始。案内サインの整備や内装の改修も実施。1月にバス発着情報案内表示機を設置し、3月にカフェ店舗の営業を開始する。
同バスセンターは97年2月に開業。延べ床面積は5532平方m。発着可能台数は乗車6台、降車3台。乗り入れ路線は本州・四国向け高速バス12路線、九州島内高速バス18路線、特急・急行バス2路線。発着本数は1日約1700便、乗降客数は1日約2万人。