本社２階に彫刻や絵本のアートギャラリーを開設　コンダクト

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週刊経済2025年4月16日発行号

５月１１日披露会、３千冊の絵本を展示

不動産デベロッパーのコンダクト㈱（北九州市小倉北区浅野２丁目、和田克之社長）は、本社２階をアートギャラリーにリニューアル。５月１１日、地域住民を対象に披露会を開く。

昨年１１月の創業３０年を機に、メセナ活動とウェルビーイングを推進する一環で、９階建て本社ビルの２階フロアを絵本と彫刻のアートギャラリーに改装した。ギャラリーは九州大学の学舎でかつて利用されていた歴史的じゅう器をワークショップにより補修して、九大で研究教材としていた３千冊の絵本を展示。また、久留米市出身の彫刻家・故富松孝侑（とみまつたかゆき）さんの木材彫刻作品を十数点飾っている。同日の披露会で初めて一般開放する。

披露会は２部構成で１部は絵本の読み聞かせ、その後軽食１時間。２部は「富松孝侑さんの彫刻展」と称し、彫刻家とフリートークの場を設けている。参加費は無料だが事前予約が必要で、コンダクト本社代表番号で受け付けている。和田社長は「感性を磨き学びが日常にある職場環境をつくるとともに、地域社会との交流を深めていけたら」と話している。