NEWS
- 地域
本社敷地内に3階建て新工場を建設 三松 投資額約3億円
Tag:
板金加工や機械装置の設計、組立、製造などの 三松(筑紫野市岡田3丁目、田名部徹朗社長)は9月付で、本社敷地内で3階建て新工場の建設を開始した。完成は今年12月上旬の予定。
板金加工技術をベースとした装置設計、製造事業の需要増を背景に、本社工場が手狭になったことや、産業用ロボットの基礎研修を代行開催するなど教育コンサル強化を目的とした施設新設を図るもの。名称は「SIDセンター」。建築面積は約620平方m。3階建てで延べ床面積1400平方m。総事業費は約3億円。同社が従来主力としていた板金加工事業の依存からの脱却を目指し、板金加工技術をベースにした装置の設計、製造事業へシフトするため昨年から構想した。
同センター内には新たに装置の設計、製造を実施する専用区画を設け同事業の拡充を狙う。また、優れた技術者を養成するための研修室や研修設備を用意。産業用ロボットメーカーと提携し、各社が開いているロボットの基礎研修を同所で代行開催する。センターオープン時には三菱電機社 など3社のロボットを常時50台展示。講習やレンタルをセンター内で実施する。田名部社長は「九州では特に産業用ロボットの講習を実施する環境が少ないので開発支援の役割としても貢献したい」と話している。
同社は1972年3月設立。資本金8500万円。従業員144人。