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最新のマンモグラフィー、エコー搭載の乳がん検診車導入  高木ひろみ乳腺レディースクリニック    マスクのCROSSEED協力で


 乳腺外科を専門とする高木ひろみレディースクリニック(福岡市中央区天神2丁目、高木博美院長)は、10月から最新のデジタルマンモグラフィー(乳房X線撮影)とエコー(超音波検査)を搭載した乳がん検診車を導入した。
 検診車の愛称は「momo」で、ノート型パソコンタイプのエコーとデジタルマンモグラフィーを搭載し、検査データはクリニックに転送して診断、管理する。これまではクリニックで行っていた検診を来年4月から企業などを対象に同院初の移動型検診事業をスタートする予定だ。また、同院では乳がん検診の啓発活動の一環として、マスクメーカーのCROSSEED株式会社(飯塚市幸袋、辻政和社長)と共同のオリジナル商品として、乳がんの正しい知識を広め検診の早期受診を推進するキャンペーンのシンボルである「ピンクリボン」のモチーフを付けた「ピンクリボンマスク」をクリニックで販売、収益の一部は「ピンクリボン運動」の支援事業に使用される。今回の検診車導入も、運動を支援するCROSSEEDの協力で実現した。
 高木院長は「乳がんは、日本でも18人に1人がかかる病気になり増加しているが、検診の受診率は低いのが現状。早期発見できれば怖いがんではないので、この事業を通して一人でも多くの女性に質の高い乳がん検診を受けていただく機会を提供したい」と話している。
 同院は99年10月開院、スタッフ数は9人。高木院長は1960年4月22日生まれの50歳。大牟田市出身、久留米大学医学部卒業後、同大学病院、寺崎外科医院、新古賀医院、福岡市天神幸ビルクリニックに勤務。マンモグラフィー検診読影医師認定医。趣味は温泉、旅行など。