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最大276回線利用できる法人向けVLAN光電話  QTNet    BBIQ光電話との通話が無料に


 九州電力グループの通信事業会社、九州通信ネットワーク株式会社(略称QTNet、福岡市中央区天神1丁目、秋吉廣行社長)は6月28日、VLAN(仮想LAN)1回線で最大276回線の同時通話が可能な、法人向けサービス「VLAN光電話」の提供を開始した。
 VLAN光電話は、アクセス回線として故障復旧時間や稼働率のサービス品質の保証制度(SLA)がある同社のVLANサービスを利用する、高品質で信頼性の高い光電話サービス。データ通信ネットワークと電話回線の統合でネットワークコストの削減が可能となり、固定電話への通話料が全国一律3分7・875円(税込)、携帯電話への通話料が1分16・8円(同)と安価に設定。VLAN光電話同士をはじめ、光ファイバーを利用した電話サービス「BBIQ光電話」や、4月から提供開始した最大16回線の同時通話が可能な法人向け電話サービス「BBIQ光電話オフィス」への通話が無料となり、特に複数の拠点を持つ法人の通信コスト削減につながるという。代表番号やダイヤルインなど、法人客が広く利用する機能は、追加料金なしで利用できる。
 VLAN1回線で電話2回線から最大276回線まで利用可能で、企業規模に応じて回線数を選択できる。基本料金は月額1680円(2回線)、3回線目以降は840円/回線で、 最低2回線からの提供(接続インターフェースがPRIの場合は5回線)。別途VLAN1サービスの契約や環境に応じた宅内機器利用料が必要。番号ポータビリティに対応しており、一部を除き現在使用している電話番号をそのまま利用できる。同社では、4月にBBIQ光電話オフィスの提供を開始するなど相次ぎ法人向けサービスを拡充しており、「VLAN光電話の提供開始で、企業のネットワーク規模に応じて最適な光電話サービスを利用できるようになった」と話している。