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昨秋以降の鶏卵相場急騰で増収減益に  イフジ産業    売上高は126億円


 粕屋郡粕屋町の業務用液卵メーカー・イフジ産業株式会社(藤井徳夫社長)の2014年3月期連結決算は、売上高が前期比18・7%増の126億5000万円、経常利益が同55・7%減の3億6500万円の増収減益となった。
 販売数量は好調な伸びを示したものの、鶏卵不足に伴う相場の急騰で減益を強いられた。営業利益は同57・2%減の3億3700万円、当期純利益は同55・7%減の2億3500万円。主力の鶏卵関連事業では、販売数量は前期比で8・1%増と好調な伸びを示し、鶏卵相場の平均が前期比で14・5%高く推移した。販売単価も高くなり、売上高は同20・8%増の114億6400万円と2ケタ台の伸びとなった。このうち液卵売上高は同20・8%増の106億8100万円。加工品売上高は同10・9%増の4億9100万円、その他の売上高は同41・8%増の2億9000万円だった。
 一方、利益面では鶏卵価格の下落を防ぐため国が発動した「成鶏更新・空舎延長事業」や夏の猛暑の影響で原料の鶏卵が不足。加工需要や外食需要の増加もあり、昨秋以降に鶏卵相場が急騰した。販売数量の好調な推移で原料の必要数量が増え、定期で買付する原料に比べ割高な当用買いでの買付数量が増加した。このため下期に原料買付単価の上昇が販売単価の上昇を上回り、差益が減少。セグメント利益は、同67・1%減の2億2500万円で大幅な減益を強いられた。ただ、2月10日公表の通期予想値に比べ、経常利益が13・3%増加。営業利益は14・2%増、当期純利益は19・3%増となり、原料買付単価の上昇が予想値に比べ若干下回ったことで回復傾向を見せた。
 子会社の日本化工食品株式会社の調味料関連事業では、新規商品が伸び悩んだものの、既存商品の販売が回復してきたことで、売上高は同0・3%増の11億4600万円となった。利益面では充てん設備の更新に伴う生産ラインの見直しで生産効率が向上し、製造コストが減少。セグメント利益は同5・8%増の9500万円となった。 
 今期の見込みは、売上高が同4%増の131億5000万円、経常利益は同48・2%増の5億4200万円。営業利益は同63%増の5億4900万円、当期純利益は同34・1%増の3億1600万円を見込んでいる。