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昨年取得のオフィス等寄与し4期連続増収  福岡リート投資法人    今期も増収見込む


 地域特化型不動産投資信託の福岡リート投資法人(福岡市博多区住吉1丁目、茶木正安執行役員)の2014年2月期決算は、売上高にあたる営業収益が前期比0・1%増の75億7400万円で4期連続増収となった。経常利益は同1・4%減の22億3900万円だった。
 保有する「パークプレイス大分」で増床に向けた一時的な収入減などがあったものの、昨年3月に取得したオフィスビル「天神ノースフロントビル」などの物件が寄与したことや、保有する商業施設「サンリブシティ小倉」での売上げ回復に伴う歩合賃料増により増収となった。営業利益は同1・7%減の28億100万円、当期純利益は同1・4%減の22億3800万円だった。保有物件23物件の期中平均稼働率は98・7%と高い稼働率を維持。1口当たりの分配金は予想より19円高い1万6219円(なお、3月1日を効力発生日として従来の投資口1口につき5口の割合をもって分割済)となった。
 2014年8月期は3月に取得した鳥栖市の物流施設「鳥栖ロジスティクスセンター」が寄与するほか、テナントの4分の1を入れ替えた「サンリブシティ小倉」での売上げ回復、「パークプレイス大分」での増床効果などを想定。営業収益で前期比1・7%増の77億100万円、経常利益で同0・8%減の22億2200万円を見込む。