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春季限定の「桜かまぼこ」発売 吉開のかまぼこ
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週刊経済2025年3月19日発行号
予約受付は4月10日まで
かまぼこ製造・販売の㈱吉開のかまぼこ(福岡市中央区今泉1丁目、林田茉優社長)は3月5日、春季限定の新商品「桜かまぼこ」を発売した。
同社が製造している、長崎県産のエソを100%使用した「古式かまぼこ」をベースに、国産の桜パウダーを使用し桜の香りを加えた。化学調味料や防腐剤、リン酸塩や卵白は使用していない。ベーシックな古式かまぼことセットにした、ギフト向けの5本入り(税込み5065円)、3本入り(同3132円)、単品(同1015円)を販売し、同社オンラインショップで予約を受け付けている。予約分は順次発送しており、受付は4月10日まで。
林田社長は「事業承継後、まずは先代から技術を受け継ぐことに力を注いできたが、3年ほどが経って基本の『古式かまぼこ』の生産が軌道に乗ってきたことで、バリエーション拡大にも挑戦できるようになった。引き続き製法を守りながら、季節に合った商品づくりに取り組んでいきたい」と話している。
同社は1890年創業、1948年設立。資本金は1千万円。林田社長は太宰府市出身。1997年7月14日生まれの27歳。福岡大学経済学部卒。学生時代から同社の事業承継支援に携わり、2021年12月に4代目の社長に就任した。