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早良区有田7丁目に特養とサ高住  長崎市の社会福祉法人実寿穂会    延べ床面積8530平方m


 社会福祉法人実寿穂会(長崎市岩屋町、福島誠理事長)は、福岡市早良区有田7丁目に特別養護老人ホームとサービス付き高齢者住宅を建設している。オープンは来年3月。
 長崎市内で2つの特別養護老人ホームを運営しているノウハウを生かし、関連会社で福祉事業の株式会社サポート(福岡市中央区天神3丁目、福島卓社長)が運営するグループホームと小規模多機能ホームの隣接地に、特養とサ高住を併設することで、様々な介護ニーズに対応できる複合福祉施設を目指す。
 場所は福岡市立西福岡中学校の西側で、総敷地面積は9594平方mとなる。特養施設の名称は「ラ・ポール有田」で、敷地面積が6669平方m、建築面積3057平方m。鉄筋コンクリート造の3階建てで延べ床面積が6647平方m。居室棟と管理棟に分かれており、居室棟の1階から3階がショートステイ(20床)を含む居室スペースで全120床。ユニット型で、10床ごとにキッチン、リビング、浴室などの共有スペースを設ける。管理棟は1階がデイサービス(広さ159平方mで定員15人)とコミュニティースペース、2階はスタッフルームや会議室、3階は入居者親族の宿泊部屋。屋根には20kWの太陽光発電パネルを設置しており、今後増設する予定。
 サ高住の名称は「ディエス有田」で、敷地面積が2928平方m、建築面積が1028平方m。鉄骨2階建てで延べ床面積が1882平方m。全53部屋。今後、敷地内にはリハビリ施設を設ける計画という。
 福島理事長は「必要とする人に、必要なサービスを提供できる複合施設。入居者の方には広大な土地とゆとりのある空間で、心豊かな生活を送っていただきたい」と話している。
 同法人は1975年3月設立。長崎市内で特養に加え、保育園やケアハウス、ショートステイ、デイサービスの運営、訪問介護サービスなどを提供している。これまでは主にサポートが福岡の福祉事業を担っていたが、今後は社会福祉法人が展開していく方針で、来年7月には、同区野芥でグループホームを開設する予定。