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日韓旅客定期航路利用者数は対馬―釜山間のみ増加  九州運輸局 日本人利用者は過去最低に


 九州運輸局(福岡市博多区博多駅東、竹下浩三局長)は6月6日に13年度の日韓旅客定期航路の旅客輸送実績を発表、下関港を含む九州と韓国を結ぶ旅客定期航路の利用者は、前年比7・4%減の105・9万人だった。
 国籍別では、韓国人航路利用者が0・3%減の83・6万人と微減にとどまったのに対し、日本人航路利用者は日韓関係の悪化や円安ウォン高の進行が影響し、30・1%減の20・0万人と、統計データのある99年度以降過去最低を記録した。航路別では、対馬―釜山航路が14・8%増の37・5万人で過去最高を更新した。一方で、博多―釜山航路は16・6%減の53・4万人、下関―釜山航路は15・2%減の15・0万人で、LCCとの競争激化も背景に、ともに前年度を大きく下回った。
 同局では「対馬―釜山航路利用者のほとんどが韓国人。手軽な日帰り旅行や、免税店での買い物などで人気を集めている」と対馬―釜山間が過去最高の実績を更新している状況を説明しながらも「韓国の景気低迷に加え、4月16日に発生したセウォル号沈没事故の影響を受け、自粛ムードで韓国人団体客の予約キャンセルが相次ぐなど低調な滑り出しとなっている。日韓関係も影響し、回復には少し時間がかかりそうだ」と分析している。